FIREラボ

FIRE(Financial Independence, Retire Early)を実現するにはどうすればいいのか、をゆるーく検証していきます。

格安SIMの運用 / 固定費をいかに節約する?

f:id:koromina:20210406011151j:plain

現代ではスマートフォンの通信費は電気や水道と同じくらい重要なインフラとして、皆さん当然のように料金を支払っているかと思います。

今回は固定費としてのスマホ料金をいかに抑えるか、と言う観点で格安SIMについて書いていきたいと思います。

 

 

月々の固定費をどれだけ抑えるか

以前に以下の記事でも紹介している通り、FIREではいかに支出=固定費を抑えるかが重要となります。

特に毎月発生するような固定費は、例え1,000円や2,000円であっても長期間に渡るとかなりの金額になるわけで、チリも積もれば大きな損失となります。

その中でも現代の必需品であるスマートフォンの月額料金をいかに抑えるか、これはとても重要になります。

そして格安SIMを利用することで、この部分を大きく削減することができる場合があります。

 

そもそも格安SIMとは?メリットとデメリット

格安SIM業者=MVNOとは「Mobile Virtual Network Operator (仮想移動体通信事業者)」の略で、自ら回線設備の設置や運用はせずに、自社ブランドで回線販売する業者のことを言います。

端的に言うと、docomoauなどから通信網を借りて運営している業者のことですね。

ただ、安いだけなら誰もが利用するわけで、それぞれメリットとデメリットがはっきりとしています。

 

メリット

唯一にして最大のメリットがその料金の安さです。

格安SIM業者は、インフラとしての通信設備の開発・運用での莫大なコストを持つ必要がないため、その分通信料金を安くすることができます。

また後述の時間帯を抜きにすると、最近では比較的通信速度も早く、ストレスなく利用できる事業者が多いかと思います。

 

デメリット

その代わりに、時間帯により通信速度が遅い、店舗がない*などのデメリットもあるため、基本的にある程度自分で調べて利用できる方向けとなります。

*AEONモバイルなど一部あり

 

特に、キャリアに通信網を借りている点がネックで、多くのアクセスが集中する通勤時間帯やお昼12時頃は、どの事業者であっても速度制限がかかり、回線速度が大きく落ちます。 

 

事業者・プランはどのように選択すればいい?

前述のように、回線事業者やプランにはそれぞれメリット/デメリットがあるため、利用者のニーズにより最適解が大きく変わってきます。

例えば以下のようなニーズがある方は格安SIMではカバーできない点もあるため、ある程度の料金を払ってでもdocomo / au / Softbankなどの3大キャリアを選択する方が良いと思います。

 

3大キャリアを選んだ方が良い方
  • いつでもどこでも絶対に電話・ネットが繋がる安心感
  • 回線速度が安定して速い
  • とにかくお任せで、わからないことは全て店舗で聞きたい

登山などで田舎や山奥に行かれる方もそうですが、特に回線網カバー率と安定性で言うとdocomoを選ぶのが間違い無いかと思います。

逆に以下のような方は、格安SIMでも何もストレスを感じることはないかと思います。

 

格安SIMを選んだ方が良い方
  • データ通信はあまり使わない (大容量プランもあり)
  • 昼の時間帯などに回線速度が出なくても問題ない (リモートワーク、オフィスのWifi利用など)
  • 自分である程度調べて契約もできる
  • とにかく料金を抑えたい

そしてさらに両方のメリットを持ったハイブリッドな方法もあります。

 

ワイモバイル / UQモバイル (ハイブリッド型)
  • キャリアと同程度の安定感と通信速度は欲しい
  • 料金は可能な限り抑えたい
  • 店舗もある

 

重要なのは自身のニーズにあった選択

現在では、多くの事業者が様々なプランを提供しているため、上記の様にご自身のニーズにあった事業者、プランを選択することができます。

問題なのは、特に自分の目的もニーズもわかっておらず、とりあえずキャリアで高い料金を払っているケースです。 

 

ちなみに私は5年ほど前からNifmoという事業者を利用していました。NifmoはネットプロバイダのNiftyが運営しているモバイルサービスです。

今でこそ様々な事業者・プランがありますが、当時で言うと

  • データ通信量を繰越できる
  • 家族データシェア
  • ユーザー数が少ないからか比較的通信速度が早い
  • 通話半額

などの点で自分の利用目的に合っていたため、Nifmoを選択した記憶があります。

 

2021年4月の格安SIM事情

今までの格安SIMの料金水準だと、業者ごとに多少の違いはあれ、電話、SMS、データ通信(3GB程度)などの利用で、概ね1,500〜1600円くらいが相場でした。

大手キャリアでは6000円〜10,000円程度かかるためそれでもかなりの節約とはなりますが、先月大手3キャリアから発表されたプラン(ahamo/povo/LINEMO)などの影響もあり、格安SIM事業者もさらにお得なプランを発表し始めています。

 

特に価格破壊の発端でもある楽天モバイルは、2021/4/7まで1年間無料キャンペーンを行なっていたりと、大きなムーブメントを起こしています。

2021年4月時点で、私が最もオススメする事業者・プランは以下の記事でもご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

firelabo.net

まとめ

今回は格安SIMについてご紹介してきました。

繰り返しとはなりますが、重要なのは料金が高いか安いかだけではなく、いかに自分の目的・ニーズ・ライフスタイルに合うプランに契約するかだと思います。

固定支出を減らし浮いた資金を1円でも多く投資に回すことで、マイナスをプラスに変えられる様、自分にあったプランを見つけましょう!