ついに先日バイナンスにて新通貨Symbol (XYM)が配布されました。このエアドロップを心待ちにしていた方も多いのではないでしょうか。
今回はXYMのエアドロップまでの流れと、バイナンスでの確認方法をまとめます。
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NEM (XEM) と新通貨Symbol (XYM)
NEM (ネム)というと、数年前に某コインチェックであったハッキングによる大量流出が思い出されると思います。
私は対象者ではありませんでしたが、被害額は約600億円と言われており、当時はリアルタイムでの記者会見などかなり話題になった記憶があります。
上記の事件もあって一旦大暴落したネムですが、昨今のビットコインバブルの煽りもあり順調に伸びているなかでのエアドロップとなるため、一部ではお祭り騒ぎとなっています。
エアドロップとは?
エアドロップとは無料で暗号資産(仮想通貨)が配布されるイベントで、その名の通り空から通貨が降ってくるという意味になります。
過去にはビットコイン(BTC)のハードフォーク時にビットコインキャッシュ(BCH)がエアドロップされました。
基本的にはその通貨の認知度を上げるためのキャンペーンの様なものなので、ユーザーとしてはタダで通貨をゲットできるとてもメリットのあるイベントです。
エアドロップは誰でももらえるの?
もちろん誰でも彼でももらえるという訳ではなく、今回の新通貨XYMの場合は以下の様な手順を踏む必要があります。
エアドロップを受け取るには、まずオプトインを行わなければいけません。
はい、また謎の横文字が出てきて混乱しますが、オプトインとは、要はエアドロップ(今回であればXYM)を受け取る「意思表明」の手続きと思ってください。
このオプトインに関して個人で行う場合は結構面倒だったりするのですが、バイナンスなどエアドロップの対応を公式に発表している取引所の場合、その取引所が代わりにまとめてオプトインを行ってくれます。
つまり特別な手続きは必要なく、スナップショット(権利確定)のタイミングにバイナンスでネムを保有しているだけで良い、と言うことなんです。
スナップショットのタイミングと混乱
ただこのスナップショットに関して、少し混乱があった様です。
「スナップショット = 権利確定」ということなので、前述の通りスナップショットのタイミングにさえネムを保有していればいいと言うことになります。
つまり何が起こるかと言うと、スナップショットに向けてネムの人気が高まることにより値段が上がるのですが、スナップショットが完了し権利が確定した瞬間、ネムが高止まりしている内に売り抜けようと皆が考えるため、ネムの暴落が予想されました。
そしてそのスナップショットのタイミングが「3月12日(金)9:50前後」と公式に発表されていたため、9時50分を過ぎた瞬間、即ネムを売却してしまった人が続出したのです。しかし、この時間はあくまでも予測であり、1分で1ブロック生成されるというネムの性質(詳細は省きます)からの目処でしかなかったのです。
さらに確定まで数時間*の時間が必要だったため、実際には日本時間の13時頃に最終的にスナップショットが完了したのですが、それを知らず早まって9時50分に売ってしまった人、明確な完了時間の発表がなくまだかまだかとソワソワしていた人などが続出したと言う訳です。
* 実行ブロック(3105500)から360ブロック経過したところで、権利が正式に確定。
無事配布が完了しエアドロップ完了
そして待ちに待った3月23日、ついにバイナンス公式から新通貨XYMの配布が完了したとのアナウンスが出ました。
$XYM Distribution Is Now Completehttps://t.co/UvahxLEwSr
— Binance (@binance) 2021年3月23日
スナップショットの条件を本当に満たしていたのかは実際にXYMが配布されるまで確信できないため、皆がこの日を待ちに待ちわびていました。
バイナンスで配布されたXYMの確認方法
実際に私も受け取ることができたので、バイナンスでの確認方法を以下でご説明します。
みなさんは無事エアドロップを受け取ることができましたでしょうか?
まとめ
この様に多少の混乱はあったものの、新通貨XYMのエアドロップは無事完了することとなりました。
現状バイナンスでは受け取ったXYMの出勤はロックされており特に何もできはしないですが、未定ではあるものの今後バイナンスでも上場(listing)が予想されているため、価格UPを期待してしばらく放置してみようと思います。
今回はネムという人気の通貨のエアドロップだったためかなり話題になりましたが、今後他の通貨でもエアドロップが行われることはまだまだありますので、今回参加できなかった方は是非次回トライしてみてください!