今回は
【空腹こそ最強のクスリ①】一日3食は間違いだった?無理なく痩せる食事法(Fasting Is the Best Medicine)
の動画を検証します。
空腹こそ最強のクスリ
最近ブームとなり出している16時間断食について語っている動画となります。
16時間断食を行うことでの意義、効果、そして実際に3ヶ月実践してみての感想を書きたいと思います。
16時間断食を行うことの意義
現在私たちは当然のように1日3食食べる生活を行っていると思います。
もちろん人によっては朝食を抜く、などのケースもあるかとは思いますが、基本的には1日3食がベースとなっているかと思います。
ただなぜ3食必要なのでしょうか?
この動画ではそもそも1日三食となったのは欧米の文化が入ってきた明治以降であり、元来日本人は1日に食生活だったと言っています。
このため今の食生活は日本人にはあっておらず、腸や肝臓に負担をかけているというのです。
つまり、食後せっかく数時間かけて胃腸が食物を消化したにも関わらず、すぐに次の食事が入ってきて常に胃腸が稼働している状況、休む暇もない状況というのが相当負担となり、疲労の原因にもなるということらしいです。
さらに加齢によりダメージが増えていると言います。
これは私自身も感じるところですが、年を重ねていく中で、前夜にガッツリ夕飯を食べた翌日の朝までお腹が張っている感じがしたり、食べ過ぎると体がだるくなることがしばしばあり、確かに腸や肝臓に負担をかけているなと感じます。
空腹=胃腸を休ませる時間が大切
ではどうすれば良いのか。答えは空腹時間にあります。
よくダイエットなどの際にカロリー計算をしっかり行うという方法がありますが、この動画ではそんなことよりもいかに空腹時間をとるか、に重点をおいています。
その根拠として、オートファジーという考え方があります。
オートファジーでボディークリーン
オートファジーとは、一定期間胃や腸に食物を摂取しない場合に、生命の維持システムとして自身で蓄えている脂肪を燃焼してエネルギーを作り出すリサイクル機能です。簡単にいうと自食作用、つまり自らを食べて生命を維持しようとするのです。
オートファジーによる効果
そしてこの時に細胞内の変性タンパク質や不良ミトコンドリア、さらには細胞内に侵入した病原性細菌などを体に悪い成分も一緒に分解、浄化するという性質があります。
これにより病気を治し、老化も防ぐという効果も期待できるとのことです。
このように、16時間断食でのオートファジーにより、ダイエット効果はもとより
- 肌ツヤがよくなる
- クマがなくなる
- 老化を防ぐ
- 病気を治す
という様々な効果がある夢のようなシステムなのです。
16時間断食の方法
オートファジーの発生条件として16時間の空腹時間を時間を作ること、という条件があります。
個人差はあるものの、人は最後に食べ物を口にしてから10時間が経つと、肝臓に蓄えられた糖がなくなって脂肪が分解されエネルギーとして使われ始めます。
さらに空腹が16時間続くとオートファジー効果が働き始めるのです。
ここで、16時間って結構長いよね?と思う方もいるのではないでしょうか。
でもこの16時間断食の画期的なところは、睡眠時間も含んでいいというところなのです。
つまり
- 仕事を終えて夜20時に夕食
- 23時に就寝
- 朝7時に起床
- 朝食は抜き、昼12時に昼食
これだけで16時間断食を達成できるのです!
こうやってみると、基本的には朝食を抜くだけで達成できるのでそれほどハードルは高くなく感じますよね。
そしてもう一つ嬉しいのは、この16時間の空腹時間を作ることさえできれば、後の間の時間は何を食べてもいいというのです。ダイエットでもっともストレスとなるのは「食べたいものを食べられない」という点かと思いますが、この方法だと食事の中身まではそれほどきにする必要がないんです。(もちろん度を超えた暴飲暴食は別のリスクを生む可能性はあります)
さらに、どうしても空腹が耐えられない場合は、ナッツ類やヨーグルト(無糖)、ブラックコーヒーなどは体に入れても良いと言います。
特にナッツ類はオートファジー効果を促す作用もあるというのですから、自信のない方はナッツを食べながらトライするのもありかと思います。
実際に16時間断食を3ヶ月実践してみて
この動画を見て、私自身この3ヶ月16時間断食を実践してみました。
そして感じたこととして
- 空腹はすぐになれる
- 確かに肌ツヤはよくなった気がする (若返った?)
- 食後の変な倦怠感が減った
- 午前中の空腹時は感覚が研ぎ澄まされたような感じがあり、仕事に集中できる
- 体重が安定した
- 花粉症が多少ましになった気がする
というような効果を実感しています。
もちろんプラシーボ効果もあるかもしれませんし、ダイエット目的であれば適度な運動も必要かと思いますが、少なくとも体が軽くなるような感覚と、体が一時的な飢餓状態になることで、野生の感覚というか意識が研ぎ澄まされるような不思議な効果を実感することができました。
まとめ
私自身、オートファジーによる身体へのポジティブな効果を実感できているので、もし誰かに相談されたらぜひ勧めたいと思うほどに効果を感じています。
もし効果があるのであれば「16時間と言わずもっと長い時間実践してみれば良いのでは?」という方もいるかもしれませんが、この断食のポイントは「いかに精神的ストレスを感じずに効果出すか」だと思います。
やはり長期間となると身体的にも精神的にも負担になるため、朝食を抜くだけで達成でき十分な効果を期待できる16時間がベストなのだと感じます。
オートファジーとは、太古の昔から人類が細胞の中に持っている自浄作用、人体の神秘なのです
※断食でのポジティブな効果に対して、「血糖値スパイク」のリスクも一部謳われているため、気になる方はぜひ調べてみてください。